【還暦】脳出血からの再起動

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リハビリは左手に話しかける事

症状が軽かった私は入院後、手術もなく、頭の中いっぱいにあふれた血液を薬と点滴で散らして終了。


すぐ、ICUから一般病用に移され、それと同時にすぐリハビリが始まりました。
言葉のリハビリ、手を使って簡単な作業、体を動かす運動など、主に3種類。
朝食の後、それぞれその人にあったリハビリの時間割みたいなのが配られて、その日一日の予定がわかります。
だいたい午前中にリハビリ一つ、昼食、午後から言語、夕方は運動、お風呂、夕食、
こんな感じでした。


一番辛かった後遺症は、左手の麻痺でした。
もともと右利きだったので、書き物をしたり、食事をするときは不便は感じなかったけど、それでも左手の自由が利かないってのは本当にイライラします。


顔を洗う時、顔についた石鹸を左半分だけ落とすことが出来ませんでした。
左手を広げてお湯を救い上げてこぼれないように石鹸を落とす
なんて事は、今までごくふつ~うにやっていたことなのに!
昨日まで当たり前のように出来ていたことが、ある日突然出来なくなるんですよ!!!
本当につらかったです。
動いてよ左手・・・・・・涙が止まりませんでした😭


だからと言って、右手ばかりを使うのは良くないと何度も医者に言われ
常に左手を意識して話しかけてあげなさいって言われました。
最初は「どういうこと?」左手に話しかけろって・・・意味が分からん
って思っていました。


手ばかりじゃなく、私はどうやらからだの左半分の認識ができない状態だったよう。
リハビリのたびに左側を無視してますねと言われてました。


院内散歩の時も左肩が必ず廊下の角や人にぶつかります。


本当は自分でもわかっていました。
歩くたびに左肩があちこちにぶつかって痛い思いをするのはなぜだろうってね
でもそれが左側を無視しているって事だったなんて


それから医者が言っていた左手に話しかける事に心掛けるようにしました。


左手にひーちゃんと名前を付けて
「ひーちゃん、いまなにやってるかな?」
だら~んとすることが多かったので、「ひーちゃん頑張って上にあげてみようか」
とか


食事中はひーちゃんにお茶碗を持たせ、「頑張って!落とさないでね!」
って常に左手だけに一転集中し意識を向けるようにしたのです。


それを意識的にすることによって、歩いていても左肩がぶつからなくなってきて、色んな事ができるようになり、どんどん回復していきました。


ひーちゃんはとってもよく頑張りました!
その当時入力の仕事をしていた私はパソコンのキーボードが打てないと非常に困ると医者に相談をし、特別メニューでキーボードを打つ練習もリハビリのメニューに入れてもらいました。


もちろんその時も「ひーちゃん頑張れ!」と話しかけながら
リハビリ以外の時間帯も談話室にあったパソコンで一人で練習をしていました。
病院なのでネットは使えないようになっていたけど、メモ帳にひたすら文字を打ち込みました。
おかげで今は何の支障もなくブラインドタッチできてます。


みなさんも最近うまくいかないなぁって感じることがあれば、その部分に話しかけてあげるといいかも♪


自分の体とうまく付き合っていかなくちゃネ~☆

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